6 月 5 日 (金) に開催された第 2 回 CakePHP 関西勉強会に参加しました。主催者の shin1x1 氏をはじめ、発表者・参加者の皆様ありがとうございました。すでに多くの方がリポートされていますが、簡単に感想を書かせていただきます。

MATSUFUJI Hideharu

発表 1 フックメソッドを極める - shin1x1 氏

発表 2 究極のコントローラを目指す - slywalker 氏

shin1x1 氏と slywalker 氏で CakePHP のフックメソッドについて発表されました。お二人の発表はひとつの題材をふたりで役割分担するというあまり見たことのないスタイルでした。

CakePHP にはコントローラやモデルといったそれぞれのモジュールごとに独自のフックメソッドが用意されています。shin1x1 氏の発表では、これらのフックメソッドの種類と実行順序についてお話がありました。個々のモジュールが提供するフックの実行順序に関する情報はあっても、全体のモジュールの実行順序に関する情報はほとんどないため、今回の発表内容はリファレンスとしても有用だと思います。

slywalker 氏は、これらのフックメソッドを使って、コントローラのコードをモデルやビヘイビアへ移動する過程を発表されました。

コードがダイナミックに変更されていく様は見ていて楽しかったのですが、最終的にコントローラのコードすべてが他のモジュールに移動したことによってコードが断片化したこと、そして先のフックメソッドの不透明さから、本物の処理がどこで行われているのか追跡が困難なコードになっているように思いました。

実行されるフックメソッドを俯瞰しコードにアタッチできるビューがあれば、この追跡性を改善することができますが、そのようなビューがない現状ではまず先にフックメソッドによらない方法を模索するのが良いと思います。

筆者の感想はこのようなものですが、お二人の発表は今回の勉強会で最も考えさせられ、そして最も有意義なものでした。

発表 3 RubyOnRails から CakePHP へ - yabumaru 氏

休憩を挟んで、yabumaru 氏から Ruby on Rails (以下、Rails) と CakePHP について発表していただきました。

ちょうど「まっつんチャレンジ」で Rails に関する記事「まっつんチャレンジ 4: Ruby on Rails によるポテトバーガー注文アプリケーションの実装」を書いているということもあり、興味深く聞かせていただきました。

yabumaru 氏は環境構築の観点から RailsCakePHP の比較を行っており、これはフレームワークを比較する観点として有効だと思いました。

LT1 CakePHP でこんなの作ってみました - msng 氏

msng 氏は今まで CakePHP で作ってこられたサービスを紹介されました。面白いサービスが多く、発想力が貧困な筆者からするとうらやましい限りです。

LT2 CakePHP で PDF を出力してみる - keison 氏

keison 氏は CakePHP で PDF を出力する方法について発表されました。PHP で利用できる PDF のライブラリの解説から CSV を使用した位置情報の外部化までの概要がよく分かる内容でした。

LT3 plugin の名前がキモい - pm11op 氏

CakePHP のプラグインはアプリケーションであることをすっかり忘れており、どうしてプラグインに URI があるのかしばらく悩みました。

pm11op 氏は、プラグインの名前がキモい問題を解決するためのさまざまな方法を提示されており、状況に応じた対応ができることがわかりました。

懇親会

勉強会終了後会場の近くの韓国料理店に移動し、懇親会が行われました。

何人かの方に、日ごろから疑問に思っていた「CakePHP はどこに向かっているのか?」という質問をさせていただきました。今のところ明確な方向性は決まっていないようですが、Rails から離れ、独自のフレームワークとして歩んでいこうとしているようです。今後もその動向に注目していきたいと思います。

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