まっつんです。ここのところマイナー路線が続きアクセス数激減のまっつんチャレンジシリーズですが、めげずに今回もマイナーなフレームワークを取り上げます。今回は皆様お待ちかねの Web Velocity によるポテトバーガー注文アプリケーションの実装にチャレンジしたいと思います。
Web Velocity とは?
Web Velocity は、長年に渡って Smalltalk のプロダクトを提供している企業である Cincom が開発した Web アプリケーションフレームワークです。Web Velocity は、Smalltalk で実装された継続ベースの Web アプリケーションフレームワーク Seaside を拡張したものとなっています。
ノート: Seaside については「まっつんチャレンジ 2: Seasideによるユーザ登録アプリケーションの実装」で取り上げています。
Web Velocity の最大の特徴はブラウザベースの開発環境です。Smalltalk では実行環境と開発環境との両方がひとつの仮想マシンによって提供されています。これは OS に依存しない環境を容易に準備できるという利点がある反面、新たな環境を学習するコストがかかるという欠点もあります。Web Velocity は、ブラウザベースの開発環境を提供することで実行環境と開発環境を分離し、仮想マシンの利点を生かしつつ欠点を抑えています。
Web Velocity のインストール
それでは Web Velocity をインストールしましょう。以下のサイトからダウンロードすることができます。
http://www.web-velocity.com/WVAccess/Main
sudo dpkg -i webvelocity-1.732-1_i386.deb
ノート: ダウンロードできる Web Velocity Lite は評価を目的として作られており、商業目的で利用するためには Cincom 社に連絡する必要があります。
Hello World アプリケーションの実装
手始めに Hello World アプリケーションを実装してみましょう。まず、Web Velocity を起動します。
webvelocity start
ブラウザで http://localhost:7777 にアクセスすると、Web Velocity の開発環境が表示されます。
[New] -> [Application] をクリックし、Hello World アプリケーションを作成します。
[New] -> [New Component] をクリックし、Hello コンポーネントを作成します。
コードを追加するために [SourceCode] をクリックします。
Instance Methods の rendering をクリックし、"Hello World!" を表示するためのコードを追加します。
それでは動作確認を行いましょう。[Browse] -> /HelloWorld/Hello をクリックします。
問題なく表示が行われました。
おわりに
ブラウザベースの開発環境は Seaside のものと比べると格段に使いやすいものになっています。また、Web Velocity では開発時の多くの作業が動画で公開されており、評価するには十分な環境が整っていると言えるでしょう。
Ruby on Rails 以降に開発された多くのフレームワークがそうであるように、Web Velocity も Ruby on Rails に影響を受けているようです。次回は Ruby on Rails との関連を見ながらポテトバーガー注文アプリケーションを実装したいと思います。
使用したソフトウェアのバージョン
| Web Velocity Lite | 1.0 |
|---|
参考文献
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